ディベート×演劇

「子どもらが 自分の場だと 思う所に 花が咲く」(徳村彰)を、学校現場で目指します。

劇団ヒラガナ( )

昨日は55回生が出ている芝居だったけど、今日は45回生。
僕が女子聖学院で初めて担任した学年の子だ。
ママさんになった同級生も数名来てた(あ、ママさんじゃない人の方が多数。念のため)。
銀座小劇場というと、以前池田さんというおじいちゃんの一人芝居を小林先生の関係で見に行ったことがあった。日本最高齢の役者さんということで、芭蕉の弟子に扮して師匠の芭蕉を語るというもの。セリフが飛んじゃったり、けっこう大変だったけど、観客がみんなこの舞台を支えるんだ!というオーラを発しているようで、すごいテンションの芝居だったことを覚えている。
さて、客層は昨日と打って変わって、中年といわれる人が目立つ。会社帰りの人もけっこういるし、若い女の子もいるし、子ども連れのご夫婦もいる。
芝居の内容は、90分という長さを全然感じさせなかった。[演劇]「ボクシング」という題なんだけど、4人の男女がデパートのエレベーターに閉じこめられる話。
ボックスの中に閉じこめられている状態を「ボクシング」というのだそうな。
20代の男と女、40代の女、80代の男。無関係な4人が閉じこめられた空間の中でどんなやりとりをするか。ただ、それだけなんだけど、現実感があって、一つ一つのセリフが胸に落ちた。装置もいい。エレベーターは舞台奥を扉にして、両サイドは紗幕になってる。で、このエレベーターが回るんだな。人力で。紗幕だから、回している人の姿が見えちゃったり、最初の回転ではドアの裏側のちゃちいところをわざと見せて笑いをとったり、いちいちつぼで笑っていた。
20代の男と、40代の女役の役者さんがうまい。テンポいいし、相手とのやりとりも的確。途中、20代の女役のうちの卒業生が、ちょっとセリフかんで、危ない、と思ったところがあったのだけれど、他の人が上手にフォローしていた。その辺りのチームワークもさすがだった。
80才の頑固爺さん、なぜか剣道の袴を履いていた。
腰の所のオレンジ色の名前の刺繍が目立つこと。
でも、テンポがいいから、素直に舞台の世界に感情移入できた。
見に来ていた小学校中学年くらいの男の子も、途中でゲラゲラ笑っていた。
セリフが等身大だから、無理なくみんな演じていて、それがかえって説得力を持っていた。
狭い舞台を逆手にとった、上手な舞台だったなあ。
いや、ファンになりました。
今度はちゃんとお金払って見に行きます。
これなら、マチネに子供たちを連れていけるかも知れないな。
あと一日、がんばれー。