ディベート×演劇

「子どもらが 自分の場だと 思う所に 花が咲く」(徳村彰)を、学校現場で目指します。

矜持

今日も出校。成績処理をする。
夕方、武蔵小山に出る。
「サロメ」の打ち上げをしているというので、帰るところに顔を出す。
その後、田辺さんと食事をする。
田辺さんの年齢って、原田知世と一緒なんだ。
うーん、話していて、誰かに似ていると思ったが、それでわかった。
大学の3年から、30人程で共同生活をしていた。北海道に子どもの村を作ろうという活動の拠点のひまわり文庫という所で、横浜の日吉にあった。
そこに、高校を停学になって静岡からやってきたウッチンという高校生がいた。
バンドをやったりしている男で、おもしろいやつだった。
4年になって、その文庫が北海道に移転し、横浜の家が解散になって、そのウッチンと二人で二部屋あるアパートを借りて半年ほど生活していた。
年下だけど、リーダーシップもあり、僕なんかよりよっぽど世慣れたヤツだった。
寝起きが極端に悪いやつで、朝起こしてくれと言われて起こすと、ものすごい悪口雑言が返ってくる。低血圧だったのかな。
起きているときはいいやつなんだが、あの寝起きの悪さには本当に閉口した。
喫茶店でバイトして生活していた。
いつかオカマバンドで世に出て、ザ・ベストテンに出るんだ、なんて冗談半分にいっているヤツだった。たしかに色が白くて、美少年といってよかったな。
まあ、こっちにはその気はなかったけどね。
僕が就職が決まって、拝島に引っ越すことになったので、別れたけれど、その後連絡をとっていない。
思えば、田辺さんは、あいつと同い年ぐらいなんだよなあ。
似ているというのは、ウッチンというヤツも、田辺さんも、自分の言葉を持っているということ。
僕は、どうなのかな。自分の言葉を持っているのだろうか。
学生運動には遅すぎて、校内暴力には早すぎて、宙ぶらりんな世代。
さて、食事をしながらあれこれ話をしたが、高校時代の田辺さんの話なんかも聞けて、楽しかった。
ただねえ、田辺さんと話をしていると、こちらは非常に勉強になるのだが、なんだかこちらからギブできるものがあまりないようで、申し訳ない気がしてくる。
一方的にこちらが得をしているような気がするんだよね。
なんて言うのかな、演劇に生きる人としての矜持を感じる。
それに比べて、自分の中途半端なこと。
まだまだ修業が足りないなあ…。