ディベート×演劇

「子どもらが 自分の場だと 思う所に 花が咲く」(徳村彰)を、学校現場で目指します。

『兵卒タナカ』

 よくできている作品だなあ。今回の作品集の中では一番気に入った。日本が舞台ということもあるし、天皇の恩赦を願えと言われたタナカが天皇の謝罪を要求する最後のセリフ。いい。
善かれ悪しかれ、天皇という対象が存在することで、民衆の生活の貧苦の原因がむき出しにできる社会装置が存在していたんだな。
今は、我々の生活を逆照射すべき対象が見えてこない。
そういう意味でも不幸な時代だな。

この一週間で、他に泉鏡花の[戯曲]「海神別荘」[戯曲]「夜叉が池」[戯曲]「天守物語」と、小説「草迷宮」を読んだ。田辺さんお勧めの作品だけれど、やっぱ「天守物語」、いいねえ。池袋小劇場の公演を見たことがあるけど、本としてもおもしろい。
草迷宮」は葉山が舞台ということもあって、空気の濃密さとか、草のにおいなんかも実際に感じられるような気がした。
大学時代に抗議の時に「夜行巡査」や「外科室」を読んでおしまいにしていたことを激しく反省。他の作品も読もう。
午後から学校に出る。部活は本役が二人で、あとは代役。
Fさんのキャラ、おもしろい。役も美味しい役だし。彼女のキャラを上手に生かせるといいなあ。
そう言えば、田辺さんからのメールで緑ヶ丘は今日話をするのだとか。どんな反応だろう。気になる。