下館は上手だなあ
放課後、中3が二人、高1が一人来てくれる。
中3に救急車でリンクマップを作ってもらっている間に、高校は下館との試合のフローを黒板に書きだして検討する。
やっぱ上手いわ。
肯定側第一反駁は、時間を有効に使わなくてはいけない。
だから、立論の資料を最大限生かし、ターンできるところはターンして効率良く反論をする必要がある。 一つ一つの反駁が、そのお手本通りになっている。
そこにどういう再反論を加えたかを見ると、なんと見事に何もいっていない。
じゃあ、どうしたら、ディベートマシーンと化したこの相手を苦しめることができるか。
ということで、否定側第1反駁担当者に反駁を考えさせる。
その間に中学生に戻って、リンクマップを横の黒板に書きだす。
論点は押さえられている。そこで、春季大会の決勝のフローを御ながら、リンクのすき間を詰めていく。
結局、プランによって救急車を使用する人が減る、という方向に動くことは間違いなさそうだ。
じゃあ、どうしたら、肯定側が勝ち、どうしたら否定側が勝つのか、その論証のポイントを説明する。
2人ともやる気まんまん。後はもう二人、連れてきてくれると助かる。顔が広くないので、見つからないという。
まあ、出場して、優勝して全国はいけません、というのも新たな伝説で面白いとは思うけどね。
部活が終わって資料を図書館に返しにいくと、司書から、中3で一人ディベートをやろうかなと言っている生徒がいるという。
ぜひ、声を掛けてくれるようにお願いする。
中1にも二人ぐらいいるという話なので、そちらも当たってみよう。