ディベート×演劇

「子どもらが 自分の場だと 思う所に 花が咲く」(徳村彰)を、学校現場で目指します。

東北大会:7月4日

8時45分に会場であるデジタルアーツ仙台に集合ということだったので、8時に工藤さんとフロントで待ち合わせ、タクシーで会場へ。ちなみに8時の段階で長良さんはすでに会場に行っていました。

着いて、朝食を手に入れようと、近くのコンビニへ。すると、いかにもディベーターです、という中学生、高校生が買い物をしております。

A3の用紙が入るような大きな封筒を抱えた中高生なんて、そうざらにはいませんからね。

会場に戻ってくると、見覚えのある顔が。東北学院の名越先生、大河内君、湯本第一中学の樫村先生、河東中学の藤田先生、能代高校の佐藤先生などなど。

みんな気合いが入っております。ところで、東北大会の日程は以下の通りです。

8:35〜9:00 受付

9:00〜9;20 開会式・事前説明・対戦くじ引き

9:35〜10:40 第1試合

10:55〜12:00 第2試合

12:00〜12:45 昼休み

12:45〜13:50 第3試合

14:05〜15:10 第4試合

15:25〜16:30 第5試合

16:40〜17:00 表彰式・閉会式

試合時間が判定を入れて65分!判定室へ行って、判定をだして打ち合わせをしようか、と思っているともう「時間です」と呼びに来られてしまうという感じですね。このハードなスケジュールに選手もジャッジも追い立てられるように試合をこなしていきます。

第一試合は中学の試合で主審でした。甲子中学対湊中学。

甲子中学は立論担当者が立論を読み慣れていなかったようで、つっかえながらゆっくり読んでました。メリット2の途中で時間がきてしまい残念でした。しかもメリット1が「救急医療の経費削減」で、メリット2が「重症患者への早急な出動」ということでしたから、戦略的にはメリット2を最初に持ってきた方が勝ちやすい構造になったと思います。

対する湊中学は、全国大会出場を毎年争っているということだけあって、かなり資料などもいいものを揃え、それぞれのパート担当者もよくトレーニングしていたと思います。ただ、マナー点でマイナス3をつけました。とにかくうるさい。相談に熱が入ってしまうというのはわかるのですけれどね。 うちの1期生が試合中の相談がうるさいと審判の青木さんにしかられたことがありましたが、そんな感じでした。

試合はメリット2とデメリット2がともにプランとの関係が不明確なため、メリット1、メリット2をどう評価するかで判定が割れました。メリットの救急医療の経費削減の重要性がうまく伝わってこなかったため、デメリット1「救急車が呼びづらくなる」で自己判断でかえって重症患者のダメージが大きくなるという深刻性が、どのていど起こるかはわからないけれど、若干上回ると判断したジャッジが2名いたため、否定側湊中学の勝ちとなりました。

2試合目は前日に棄権の学校が1つ出たため、担当の試合がなくなり、渡辺さんが主審をされる試合を見学に行きました。肯定側能代高校、否定側八戸高校です。ともに昨年全国大会に出場しています。熱戦が期待できます。

メリットもデメリットも一つずつ、しかもオーソドックスなものだったので、試合は非常にわかりやすい構造になりました。

ということで、徹さんがどんなコメントをするのか、そこを楽しみに判定を聞いてました。

徹さんのコメントでは、お互いに全国への可能性が残っているので、これからさらによい試合をするためにということで、次のようなアドバイスがありました。

1 数字を丁寧に扱おう。   ・数字そのものを丁寧に扱う。ジャッジに書き落とされたらアウト。

 ・数字の意味をキチンと伝えるように。

 そのためには繰り返したり、引用した後で言葉を補うことが大切。

2 ディベートは対話。ただ単に自分たちの主張を繰り返すのではなく、相手の議論を自分たちのことばでまとめ直した上で、だからこういう理由で自分たちの理由付けの方が上回っている、ということを伝えるようにしよう。

3 否定側第一反駁では、肯定側の議論について、リスクはあるけれど無視していいレベルだと思わしめるのが役目。

こんな内容を例の情熱あふれる言葉に乗せて語ってくれました。

試合の方は3−0で能代の勝ち。ここで能代が全国行きを早々と決めました。同じく東北学院も二勝して、決勝は能代と東北学院といういつもの対戦となりました。