ディベート×演劇

「子どもらが 自分の場だと 思う所に 花が咲く」(徳村彰)を、学校現場で目指します。

「姉妹たち」シアターχ

今日、「姉妹たち」を観に行った部員が感想を書いて持ってきた。

箇条書きで9点。ルーズリーフに細かい字で観て思ったことを書いてきてくれた。

とにかくあれだけ芸達者な女優が5人集まったら、面白くないはずがない。僕としてはもっと腹を抱えて笑いたかった。

観客はかなり年齢が高め。それでも大学生くらいの人もちらほらといた。ただ、皆さんとてもお行儀のよろしい方ばかりで、笑いたいのだけれど、あんまり笑っちゃいけないような雰囲気だった。

あとで伺ったら、千賀さんたちも「芝居が重くなってしまった」と思ったそうだ。

受けるはずの所で受けなかったら、やっぱりやっている方もつらいよね。

高1が3人観に来たのだけれど、高校生には観せて大正解だったと思う。

感想にも、「地区大会でこの高校上手いな、と思った所も、やっぱり高校生なんだなと思った」などと書いてあった。

とにかく動きが違う。

声の出し方、息の使い方、目の動き、一つ一つがすごい。

ナターシャを演じた五月女さん。声の高低、間の取り方、動きの店舗など、記念祭組の静子にぜひ観てほしかったなあ。

千賀さんのアンフィーサ。狂言回しとしての役割と、乳母としてのちょっととぼけた役割と、実に見事に演じ分けていた。動きの一つ一つにムダがない。

脇にいる時も芝居をしている。存在感を消していてもさすがと思わせる。

イリーナの木下さん。とにかく上手い。前に突然倒れる所なんか、そのままがターンと言っちゃうんじゃないかとはっとしたけれど、音がしない。そしてすぐに「疲れた〜」とくだけた感じの姿を見せる所が、末っ子で理想と現実の間で憔悴しきったイリーナのけなげさと可愛らしさをよくあらわしていたと思う。

マーシャのぐるぐると同じ所を回りながら語り続ける芝居も、閉塞感をよくあらわしていたし、急に「この芝居、変でしょ」と客席に語りかけるところは本当におかしかった。

オーリガの新井さん。すごいなあ。動かない。動く時は動くけれど、後は舞台全面にいて動かない。

でも存在感はたっぷりある。そして突然、驚きのポーズ。あんな格好、あんな顔を女優さんがしていいのかしら、と思うくらい、すんごい顔していた。見事です。役者です。

装置もシンプルで、照明の使い方が印象的だった。「木曜組曲」もこんな方法が使えたなあとちょっとジェラシー。

相鉄本多劇場でも公演があるという。見逃した人はそちらで是非。