ディベート×演劇

「子どもらが 自分の場だと 思う所に 花が咲く」(徳村彰)を、学校現場で目指します。

今年一番だな。「パパ・アイ・ラブ・ユー」劇団綺畸

いやあ、笑った笑った。二時間笑いっ放し。顔が痛い。とにかく楽しめた。

ちょっと早いクリスマスプレゼントをもらったような、ハッピーな気分。

誰か、「レイ・クーニー笑劇集」持っていたら、貸して下さい。本当に面白いわ。

脚本がいい。スタッフワークがいい。役者がいい。

デーヴィッド・モティマー役の中野和哉さんと、同僚医師のヒューバート・ボニー役の岡本洋平さん、熱演でした。これだけ役になりきって演じている大学生を見たのは10年ぶりくらいじゃないかなあ。

このところ、学生演劇って何よ、って思うことが多かったのだけれど、本さえしっかりしていれば、これだけのものが作れるんだねえ。逆に大学生の描く世界ってどうなの、という問題がクローズアップされた感じがするけれどね。

さて、綺畸を見に行ったのは、うちの卒業生のN岡さんが出演するからだった。あたまきゅうりは去年、今年と見られたのだけれど、綺畸は去年都合が付かずに見に行けず、先日のN岡さん出演の「ライムライト」も見に行けなかった。だから楽しみにしていた。

「洞窟にて」の怪演?で、他の役者を全部食ってしまった彼女がどんな存在感を見せるのかと思っていたが、うまくはまっていたと思う。

勢い余って中野君を必要以上に吹っ飛ばした所はご愛嬌でしょう。その後の中野君のフォローで笑いが取れていたし。

話はさすがイギリスのシュチュエーションコメディー、という感じだった。

「HR」で轟先生がほれている淡島さんの怖ーい彼が来た時の回は、この脚本からヒントを受けた所がけっこうあるんじゃないかなあ。

内科部長と「サー」の称号がかかった学会での発表を前に、神経科医のモーティマーはちょっと神経質になっている。スピーチ原稿がなかなか覚えられない。

他の医師たちはクリスマスの出し物のパントマイムの練習をしたりで、モーティマーの神経を逆撫でする。

そんな医師たちの休憩室に、18年前に辞めた元看護婦のジェーン・テートが尋ねてくる所から事件は始まる。

実は18年前の火遊びの結果として、彼女はモーティマーの子どもを宿し、突然辞めたのだった。その息子が18歳になった昨日、ヒマラヤで遭難して死んだと言っていた父は、実はまだ生きており、この病院で働いている医者だと告げたと言う。

ショックを受けた息子のレズリーは、酔っぱらった勢いで無免許で母親の車を運転して病院に乗り込んできた。そこで飲酒運転、無免許運転、おまけに警官への暴行で警察に連れて行かれるので、父親であるモーティマーに付き添ってほしいという。

発表の時間が迫る。せかす理事長、心配する妻、なんとかその場を凌ごうと、モーティマーは次々と口からでまかせを言って事態を収拾しようとするが、それが裏目裏目と出て、とんでもない混乱が巻き起こっていく。

それにしても、主役の二人の芸達者ぶりは見事だったねえ。こういう芝居なら何度でもみたい。卒業生のG藤さんと、Aやんと見たけれど、もっともっとみんなに見せたかった。