デシリットル
研究日。「今ここで」を打ったり自宅で一日仕事。
三男は昼頃に病院へ行くために、学校は休み。その代わりに家で市販のワークブックのお勉強。算数の問題を見てやったのだが、久しぶりに「デシリットル」という単位を見る。
小学校の算数ではなじみ深いが、中学へ、そして社会へ出てしまうと全く目にしない単位だ。
ペットボトルは500ミリリットル。5デシリットルという呼び方はしない。
缶コーヒーは200ミリリットル?これも2デシリットルとはいわない。
センチとデシリットルというコラムを見ると、なるほど、デシリットルの”deci”は「10分の1」という意味だそうな。「100分の1」を表すのが「センチ」だそうだ。
このコラムを読んで「リットル」と「メートル」の単位の表し方で疑問がわいてきた。
どちらも「ミリリットル」「ミリメートル」という言い方は定着している。
しかし、なぜ「デシメートル」という言い方はしないのだろう。
なぜ「センチリットル」という言い方はしないのだろう。
ミリリットル→センチリットル→デシリットル→リットル
ミリメートル→センチメートル→デシメートル→メートル
とした方が、10ずつ増えていくのでわかりやすいと思うのだが。
おもさを表すグラムだと、こうした10分の1、100分の1、1000分の1を使わないのは、1グラムの大きさ(重さ)が小さすぎるからだろうな。
しかし、10グラムをたとえば「1デカグラム」なんて言い方はしないのかね。で、100グラムが「1ヘクトグラム」。
そんなことをつらつら考えていたら、科学屋さんの連れ合いが帰ってきて、笑われてしまった。
メートル、グラム、秒、これが世界統一の単位で、基本的に1000倍、1000分の1刻みで単位が変わるのだそうな。
メートルの1000分の1がミリメートル、その1000分の1がマイクロメートル、さらに1000分の1がナノメートル。
グラムの1000倍がキログラム、その1000倍がトン。
デシリットルが出てくるのは、小学校2年生でかさを扱う時だけだよ、と。
あんまり10刻みで単位を考える必要はないんじゃないの、それだったら少数が必要なくなるし、国語屋さんの考えね、と。
うーん。そうですか。そうですね。はい。