ディベート×演劇

「子どもらが 自分の場だと 思う所に 花が咲く」(徳村彰)を、学校現場で目指します。

「沈黙 SILENCE」篠田正浩監督作品

「沈黙 SILENCE」

 月曜日からの修学旅行のため、今日は大荷物を学校に持ってきてトラックに積み込み。その後開会礼拝を行い、篠田正浩監督の「沈黙 SILENCE」を見る。

 1971年の作品。三田佳子さん、岩下志麻さんの美しいこと。それにしても、34年も経過しているのに、変わらない美しさを保っているのは驚きだ。

 この作品は篠田正浩監督が版権を持っていて、ビデオ化されていない。貸し出すにも簡単には貸し出してくれないという。

 うーん、配役もすごい。転びキリシタンのキチジローは、ハリウッドで活躍していたマコ岩松さん。人間の弱さを見事に演じている。お奉行役の岡田英二さんも、穏やかな笑みを浮かべつつ、パードレを追いつめて行く底の知れない不気味さを醸し出している。

 そして、丹波哲郎さん。見終わった後、誰が丹波さんか聞いたら、けっこう気がついていない生徒が多かった。パードレ・フェレイラを演じていたのだけれど、あのメイクはすごいねえ。

 それにしても、重い。こういう深刻な題材を真正面から捉えた作品というのは、近頃ないかなあ。骨太、という形容がぴったり来る。

 パードレが奉行所の追っ手から逃れようと海辺をさまようシーンがあるのだけれど、浜辺に打ち寄せる波の迫力には圧倒された。自然と人間との対比とともに、絶対的な存在と、人間の存在のちっぽけさが何よりも説得力をもって描かれていた。

 しかし、見終わってぐったり疲れてしまった。オニールの芝居を見終わったのと同じ位頭の芯が疲れた。