ディベート×演劇

「子どもらが 自分の場だと 思う所に 花が咲く」(徳村彰)を、学校現場で目指します。

質のいい失敗をしよう

春季大会2日目。今日は中学の部で戦う。

否定側の立論は、昨日の放課後までかかって何とか形にしたもの。それを使って創価と対戦。試合の前に、本日はイースターですので、短くお祈りをしてから始める。

始まる前は、「否定側はぼろ負けかな」と心配していた。しかし、実際にふたを開けてみると、予想以上に善戦していた。

デリバリーの持っていき方で、自分達のストロングポイントを上手にアピールしていれば、十分勝てるところまで行っていた。これには正直ビックリした。

否定側の第一反駁が、実によく準備をしていたのが効いていた。惜しくもボートは肯定側に入ったが、十分戦えるという手応えを持つことができた。

第2試合は肯定側は富士見市立本郷中学校と。川畑さんと顔を合わせて、ジャッジは池田さんで、なんだかそれだけで僕は楽しくて仕方なかった。

この試合は、否定側のデメリットが、まだ十分証明できていなくて、そのことと、肯定側の立論を、数字をよく自分達で計算してきちんと出していたことが評価された。昨日からで初めての勝利。

その上、池田さんから、色々と改善点を指摘していただいた。いちいちごもっとも。さっそく試合後に立論に池田さんのアドバイスを入れてみる。

3試合目は肯定側で江戸川学園取手と。この試合も立論の構成やどれだけ具体性があるかというところで、相手を上回ることができて勝てた。
生徒達は初めて聞いたデメリットにパニックを起こして、十分な反駁ができなかったので負けたと思っていたらしい。
そこがディベートの面白さ。
「勝ちに不思議の勝ちあり」ってわけですね。

僕達の戦った Aリーグは、結局、本郷、創価とうちが勝率では同点になり、コミュ点でうちが50点で脱落。本郷と創価が55点で並び、じゃんけんで本郷が決勝進出となった。

こうなると、2勝して喜んでいたのが、「コミュ点をもっと稼いでいたら…」という悔いになるから不思議だ。

「先生、どうやったらコミュニケーション点が上がるんですか」と聞きにきた。こうしたらいい、ということを説明してやった。

こうやって、実際に自分の肌で感じたことって、実は大切なんだよね。先回りしていくら言ってみても、実感が伴わないと、なかなか納得できないし、実行もできない。この悔しさから学ぶことは豊かにあると思うよ。

一方昨日三敗して見学に回った高校チーム。「早稲田同士の試合は早すぎて書き取れません」なんてぼやいていたけれど、最後の決勝戦では、「けっこう書き取れました!」と嬉しそうに報告してくれた。
目に見えて上達していくと、うれしいよね。

おまけに、早大学院C対創価Bの試合は、非常にレベルの高い試合だったので、試合の進行をしつつ、合間にポイントをかいつまんで説明していくことができた。

特にサインポスティングやナンバリング、チームとしての統一や立論へ戻っての反駁など、教科書にしたいくらいに見事だった。

ただし、早さはあそこまで上げる必要があるのかが問題。もっとブラッシュアップしていかないとね。

講評の渡辺徹さんのコメントも、熱かった。いいなあ。思わず自然に拍手をしてしまった。

何のためにディベートをするのか。ここを忘れちゃいけないね。

さて、春季大会が終わり、ウチとしては一段落という感じ。しかし、開成は今日から合宿に入ると言う。他の学校も昨日今日の試合で学んだことを生かして、夏へ向けて準備を進めていくだろう。

ま、4月から、ということになるだろうけど、それぞれが今回見つけた課題を、一つ一つ克服していきましょう。

おつかれさまでしたー!