ディベート×演劇

「子どもらが 自分の場だと 思う所に 花が咲く」(徳村彰)を、学校現場で目指します。

大橋堂の万年筆

30日から新宿伊勢丹のステーショナリーコーナーで、大橋堂が展示販売をしているという葉書がきていた。昨日、国会議事堂前に行くことになっていたので、その前に出かけていった。万年筆の無料メンテナンスを受けるためだ。

買ってからかれこれ10年以上が経っているけれど、ペン先の書き味は、買った時から全然変わっていない。

ただ、添削用に赤を入れているので、つまりがひどい。年に一回の無料メンテナンスをうっかり受けないで過ごすと、詰まって出なくなることもある。赤ペンとして使うものの宿命だな。

小学校の頃から、万年筆で赤ペンを入れるのに、なぜか憧れていた。だから、自分が教師になったら、万年筆で添削をしたいとずーっと思っていた。

ところがである。

僕は手が温かい。

ボールペンやサインペンならまだしも、万年筆を使おうとすると、インクがポタポタと漏れてしまう。進研ゼミの「赤ペン先生」の試験を受けにいった時も、配られたペンを使ったら、インクが漏れて答案を汚してしまった。おかげで不合格。

教師になってからも、自分が使える万年筆には出会えずに過ごしていた。

そんなとき、テレビで大橋堂の手作り万年筆を特集していた。

一本一本手作りで仕上げる行程も見事だが、軸に使われているエボナイトが、熱を伝えにくいという話にピンときた。

「この万年筆なら、僕も使える!」

そしてあるとき、新宿伊勢丹で展示即売会をしている所に出会った。

実際に手に取って、書き味を見た。

いい。

ほしい。

確か、5万円くらいだったと思う。


気がついたら、なけなしのお金をはたいて買っていた。


桐の箱に「大橋堂」の名前。手になじむ軸のライン。いくら書いても疲れない滑りの良さ。
もう、使うことが楽しくて仕方がなくなるような逸品だ。

そして、赤インクを入れ、あこがれだった万年筆で添削ができるようになった。

同僚は、僕が採点が好きだと言うと、変人扱いするのだが、実はこんな万年筆の存在が、背景にあるのである。


今回、大橋堂の方と話をしていて、耳寄りなことを聞いた。

今まではセーラーのカートリッジを使っていたのだが、そのセーラーからボトルインクが出たのだという。

ボルドーもあるんですよ」といってみせてくれたのはレッドブラウンだった。

ただ、を見ると、ボルドーではなく、レッドブラウンしかないようだ。買っておけば良かった。

でも、大橋堂の万年筆で、ボトルインクからインクを吸い上げて使えるようになるかと思うと、非常にうれしい。

明日また行って買って来ようかな。