ディベート×演劇

「子どもらが 自分の場だと 思う所に 花が咲く」(徳村彰)を、学校現場で目指します。

レギュラーとポジション決め

今日から中間テスト一週間前。放課後の部活動は原則禁止。ということで、活動ができるのは昼休みだけ。今日はレギュラーとそのポジションを決める。

前回の練習試合で九人全員が試合に参加した。まだ入部して間もないためにあまり上手くできなかったり、今までと違うポジションをやったために上手くできなかったりということがかなりあったと思う。ただ、そうした中で、今自分が何ができて、何ができなかったかがはっきりしてきたと思う。

例えば、立論を担当する人は、単に立論を読むだけでなく、いかにポイントを分りやすく伝えるような読み方ができるかが大切だ。さらに、質疑されたことに落ち着いてきちんとポイントを押さえて答えることもできないといけない。そうした落ち着きと受け答えができる人は誰か。

例えば質疑は、最終的にどういう所で自分達は勝つのかという戦略から逆算して質問をしていく必要がある。ただ単に「メリットのラベルをもう一度言って下さい」ではだめだ。少なくとも、第一反駁につながる質疑をすることが最低条件。ということは、自分達の反駁で何を反駁するのかが頭に入っていないといけない。

例えば第一反駁は、否定側だったら、きちんとサインポスティングした上で、内因性、深刻性、解決性に対して反駁を複数していく必要がある。そのためには周到な準備をし、予想される論点すべてについてブリーフを作成しておくなど、論題に対する深い理解が必要だ。さらに、第二反駁で論点が整理しやすいようにする配慮も必要。肯定側第一反駁は、二分、二分というだいたいの目安で、デメリットへ効果的な反駁を行い、メリットへの反駁を返し、肯定側第二反駁への道筋をきちんと作り上げないといけない。ここでもデメリットへのブリーフの準備だけでなく、時間を有効に使うために立論のプラン、メリットが頭に入っていないといけない。

例えば第二反駁は、否定側第二反駁は、デメリットへの反駁を返しつつ、「ここで勝っている」という観点を示し、自分達の方へ投票するようジャッジにアピールしないといけない。逆に肯定側第二反駁は、立論に戻りながら、自分達の議論の勝っている点を示し、たとえデメリットが成立したとしてもプランを実施する必要があることをアピールしないといけない。

というわけで、それぞれの得意、不得意を考えつつ、相談しながらポジションを決定していった。否定側の方がスムーズに決まる。肯定側も時間内に決定。

ざっと見て、肯定側は第一期の肯定側を思い出させる布陣になった。今まで第二反駁を専門にしていた部員が立論へ。これはコミュニケーション点を重視したのと、論点が拡散するのを防ぐため。第一期の時、フジマリが最初第二反駁をしていた。しかしあまりに自由奔放すぎて、論点のまとめというより、パフォーマンスになってしまうことがあった。面白いのだが、ずれた反駁で評価されない。そこで立論に持っていった。ふてぶてしいまでの落ち着きで、時間ピッタリに立論を読み上げ、質疑にはあわてず騒がず、こちらのペースに巻き込んで応答をしていた。まあ、あのイメージに近い。

否定側は第二期に近い。第二反駁が普通は早口でまくしたてるのだけれど、第二期の永島は、非常にのんびりした口調でポイントを選んで反駁をしていた。最初はもっとスピードアップさせようと思ったのだが、そのゆったりした口調に、不思議と説得力があって、そのままでいかせることにした。
ただし、それができるためには、しっかりとした第一反駁が必要。そうした連携ができるメンバーではないかと思う。

そして忘れていけないのは、選手ではない面々。チームとして選手のサポートをするためには、選手と同等の力がなければ助けにはならない。

そういう意味で、実に頼もしい三人がいてくれると思う。

9人の力を合わせて、全国への切符を勝ち取りたいね。去年の悔しい負け方は、もうさせない。