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ディベート×演劇

「子どもらが 自分の場だと 思う所に 花が咲く」(徳村彰)を、学校現場で目指します。

小浜へ

日記

10日の夜、夜行バスに乗る。目的地は京都。3列座席のリクライニングシートだったので、僕でも足を伸ばして寝ることができた。感謝感謝。

翌朝6時21分到着予定も、途中で事故があったとかで迂回路を通ったため、1時間ほど遅れる。
僕としては時間をつぶす手間が省けて助かった。

京都駅から山科駅へ。駅前のスタバでコーヒーを飲んで時間を潰し、8時45分になったところで、池田さん登場。ブログは毎日見てるけど、会うのは夏の全国大会以来。元気そうだ。新車を見せていただく。ちょっと所用が出来たということで、一旦池田さんはいなくなる。

京都橘大学の学生さんたちと合流して、湖西線近江今津へ。途中で池田さんが乗ってくる。久しぶりにあったので、色々と積もる話をする。

近江今津からはバス。サバ街道を北上し、福井県の小浜に到着。雨の中歩いて宿舎へ。宿舎へ着いてまず感激したのが、梅本先生が待っていて下さったこと。「筑田さんが来られるのなら、顔を出さなくてはと思って」なんて言われると、恥ずかしいやら、光栄やら。これだけで来てよかったなと思う。

教職志望の学生を対象とした合宿で、教師の体と声を作る講座の講師を担当させていただく。

主に演劇部でやっているトレーニングを使い、呼吸法から発声練習、そして群読へと持っていく。

少人数ながら非常に真面目で熱心な学生さんたちなので、こっちも乗って講座をつとめることができた。

夕食後、池田さんと地元の魚が食べられるというAというお店へ。
カウンター席に座るも、マスターはなんだか無愛想な感じの方。
ちょっと取っ付きにくいなあと思っていたが、カウンターに先にいて飲んでいた常連の方が親切で、おいしい魚を色々と教えてくれる。
ばと、カワハギ、サバ、アオリイカなどを食べる。

池田さんの大学の事務長さんからの紹介で来たのだが、そのことを告げると、途端に表情が和らぐ。
「ばと」というのは、バトウダイという魚なのだと言う。刺身は白身にちょっと赤みがかかっている。身が白身の魚より味があってうまい。
カワハギは最初は醤油とわさびでいただく。次にカワハギの肝と八丁みそを合わせたタレをつけて食べる。これが絶品!
タレは残しておくようにという話だったのだが、途中で「全部食べちゃっていいよ」という話になる。
地元でとれたというサバは、刺身にしても、身がピチッと立っている感じ。酢で締めていないのに、身がこりこりしてて本当にうまい。こんな生きのいいサバは食べたことがない。悪いけれど、入船で食べたサバもかすんでしまうほど美味しい。
さらにアオリイカの刺身を、八丁みそと唐辛子と水飴のタレで和えたヤツが。もーね、参りました。寿司屋で修行したというご主人の腕と、店の雰囲気にも酔わされて、とにかく夢心地でした。
食べるほどに飲むほどに、ご主人とも打ち解けて来て、小浜の釣りの話だとか、息子さんの話だとか、地元の魚へのこだわりとか、もうもうもう、書き尽くせません。夏に岩ガキ食べに来たい。絶対。

1時間だけ限定で、ということで食べにいったのだけれど、このお店で美味しい魚を堪能できただけで、小浜に来た甲斐があった。

宿舎に戻って学生たちとあれこれ話をしていたのだけれど、途中で寝てしまったらしい。お開きということで起こされて部屋に戻ったのだけれど、さて、何時になっていたのやら。

今朝は7時に起きて、朝風呂に入る。朝食後、池田さんの講座。
授業をしている時に生徒がちょこちょことやる問題行動をピックアップして、模擬授業の中で、生徒役は教師に気づかれないようにその問題行動を行う。教師役は授業をしながら、そうした問題行動をしないように注意を払い、行った場合には速やかに発見してやめさせるというもの。

面白いんだ、これが。模擬授業1つの長さは10〜15分程度。一番最初の授業では、僕はアメをなめる役が当たる。これは橘大学出身の教師で3年目だったかな?の方が授業をする。この人はさすがに上手で、流れの中で上手にいろんな問題行動を見つけていった。

その後の学生たちは、けっこう授業をすることでいっぱいいっぱいになっている人が多かった。
鉛筆対談をし、陽動作戦を行い、鶴を折った。

こうした模擬授業をやると、より実践力が身につく。理想的な生徒の前で、教案通りに授業がいく、なんてことは現場ではありえないわけで、こうした練習をしていくなかで、板書の時の体の向きとか、机間巡視は散歩じゃないんだなとか、揺れない発問をしないと、生徒を集中させられないなとか、見えてくる。さすがに池田さん、スゴい所に目を付けたよなあ。

その後は急遽来れなくなった先生の代わりに、梅本先生の授業。AさせたいならBと言え」の間接性の原理に則った導入教材の紹介から、志望理由書の実践的な書き方までをレクチャー。

教師になりたいという学生たちを、学校側が親身になってサポートしてあげようという雰囲気が実にアットホームで、一緒に参加させてもらえたことがとってもうれしくなる合宿だった。

昼食後、学生たちと別れて宿舎の裏手へ。

何と、山川登美子の生家がすぐそこにあるという。生け垣に囲まれた生家は、土地の名士であることを表していて立派だった。「白百合の崖」で描写されている生家そのままの姿だった。冷たい時雨に打たれながらの見学というのが、登美子の薄幸の人生を暗示しているようで、また何とも言えないめぐり逢いの不思議さを感じた。

その後、梅本先生の来るまで京都まで送っていただく。途中、ご友人がやっているという喫茶店で一服。ログハウスに薪ストーブが燃えていて、とっても雰囲気のある喫茶店だった。

京都駅で土産を買って、新幹線で東京へ。

くたびれたけれど、応援したくなる学生たちに会えて、池田さん、梅本さんにも会えて、充実した週末になった。
呼んで下さってありがとうございました。

東京に比べて、豊かな生活をしているなあ、とまぶしく見えました。