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ディベート×演劇

「子どもらが 自分の場だと 思う所に 花が咲く」(徳村彰)を、学校現場で目指します。

ディベート授業2時間目:シナリオディベート1

debate

授業開始5分前に教室に向かう。ディベートシナリオ、肯定側用・否定側用・ジャッジ用フローシート、振り返りシートを配る。
席が近く同士で3人一組を作る。
試合開始。指導案に従う。が、準備時間の部分は計時せず、準備ができたらすぐに始める。
25分で終了。判定を確認すると14チームすべてが否定側の勝利と判定している。(心の中で「にやり」と笑う。)
残り時間でディベート振り返りシートを書かせる。

「ディベート振り返りシート」


中3ではこの振り返りシートをもとにレポートを作成する。高1は平常点として期末テストに加算する。内容は以下の4点である。

  1. 今日の活動
  2. 今日の結果
  3. 今日学習したことで特に印象に残ったことを、やや詳しく書いてみよう。
  4. 考察 3について詳しく考えよう。

「ディベート振り返りシート」の書き方


1時間目の授業について提出させたものから2人をピックアップしてプリントしたものを配布する。

ディベート振り返りシートの書き方
1時間目に提出してもらった「振り返りシート」の中から、よく書けているものを2つ紹介します。
皆さんが書く時の参考にして下さい。

3 今日学習したことで特に印象に残ったことを、やや詳しく書いてみよう。

Aさん
 ディベートは、感情的にならず、冷静に発言すること、相手が言ったことを確認しながら反駁す
ることなどがわかりました。ジャッジをするのが難しいと思いました。

Bさん
 ディベートには順序があるし、時間も限られている。
ジャッジスピーチというものもあり、判定の仕方にはタイプが3あることが面白かった。あと、小
学校5年生であんなにちゃんと出来たことがすごいと思った。反駁の意味がわからなかった。

4 考察 3について、詳しく考えてみよう。

Aさん
 質疑のときに、相手の意見をもう一度確認し、その意見のデメリットに根拠のある指摘をするこ
とがわかりました。そしてこのことから、きちんとした反駁をするには、肯定側も否定側も議題に
ついてしっかり準備をしなければいけないと思いました。

Bさん
 肯定側立論には2分、否定側質疑1分、否定側立論2分、肯定側質疑1分、否定側反駁2分、肯
定側反駁2分、審査1分、判定1分
反駁(はんばく)他人の意見に反対し、その非を論じ攻撃すること。他より受けた非難攻撃に対し
て、逆に論じ反すること。
立論(りつろん)議論の趣旨、順序などを組み立てること。
議論を構成すること。またその議論。
質疑(しつぎ)疑いある所を問いただすこと。質問。
伝えたいことを短く、わかりやすく説明し、メリットやデメリット
を使ってつたえることもある。

Aさんは、「相手が言ったことを確認しながら反駁すること」について、考察で質疑との流れを確
認してまとめています。そして準備の大切さに気づいています。

Bさんは反駁の意味が分からなかったということで、辞書でその意味を確認しています。さらに、
反駁以外の部分も調べている所が発展性があっていいですね。

このように、自分がちょっとでもひっかかった部分について詳しく考えて行くことが大切です。

読み上げてよかった点を確認し、本時の活動について振り返りシートに記入させる。
約20分間、集中して書いている。

最後に次回の対戦を確認する。肯定側は否定側に、否定側は審判に、審判は肯定側になることを告げる。
「このシナリオは肯定側・否定側、どちらが勝っても不思議はないようにできています。ところで、今日審判をした人は全員否定側の勝ちとしましたね。今度は自分が負けとした肯定側で試合をするわけですから、どういう読みかたをしたら、ジャッジを説得できるか工夫してみて下さい。」

生徒たちは「あ、そうか」といった顔をする。

ふっふっふ。してやったりである。