ディベート×演劇

「子どもらが 自分の場だと 思う所に 花が咲く」(徳村彰)を、学校現場で目指します。

「漢文の素養」加藤 徹

漢文の素養 誰が日本文化をつくったのか?
漢文の素養   誰が日本文化をつくったのか?加藤 徹

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自分ではなかなかこうした本に食指が動かないのだけれど、知り合いの方から送っていただきました。一読して、あ、これは得したなと感じました。

国語の教師は必読ですね。それにしても、著者の加藤さんという方、同い年ですね。漢文に対する造詣の深さより何より、わかりやすい語り口に、著者の教養の深さを感じます。

歴代の日本の政府(朝廷やら幕府やらを含む)と中国との微妙なやり取りなどは、読んでいて非常に面白かったですね。

ある意味天外伺朗氏の「マネジメント革命」に通ずる所があります。

マネジメント革命 「燃える集団」を実現する「長老型」のススメ
マネジメント革命 「燃える集団」を実現する「長老型」のススメ天外 伺朗

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日本政府と中国政府との間にあって、お互いの主張をうまーくすり替えつつ交渉をしていた人々がいるわけですね。そうした所、いろいろと勉強になります。

江戸時代の漢文ブームが明治という時代の原動力になったという話なんかも面白いです。中国本土で発禁になっていた書籍が、日本でバンバン印刷されて読まれていたなんて話も、今日本の様々なメディアの海賊版が中国で出回っているのの裏返しみたいですし。

残念ながら、漢文に関しては返り点を忠実に追いかけて読む程度しかできませんが、この本を読むと、ちょっと漢文の勉強に本腰を入れようかな、という気になります。