ディベート×演劇

「子どもらが 自分の場だと 思う所に 花が咲く」(徳村彰)を、学校現場で目指します。

作家の時間開始。

昨年に続き、今年も作家の時間を始めた。
期間は約1ヶ月。
初回はそれぞれの目標設定と計画づくり。
2時間目からミニレッスン、ひたすら書く、共有、ふり返りのサイクルで授業を行う。
ミニレッスンは昨年、田辺聖子文学館ジュ二ア文学賞優秀賞を受賞した同級生の作品を読み聞かせる。そして、その中で使われている技法について指摘した。
昨年のミこレッスンで紹介した「現在形と過去形を交互にくり返す」という作家の技を使っていて、とても臨場感が出ている。
さらに言葉の選び方がいい。
生徒たちはその見事さに圧倒されたようだった。
しかし、去年、同じ時間をかけ、同じようにミニレッスンを体験したのだ。
やってできないことはない。
「すごすぎる・・・」
ロではそう言っていたが、みんなノートに向かって真剣に書き始めた。
3時間目は、2時間目のふり返りで「アイデアがわかない」と書いてきた生徒が目立ったので、私の創作ノートをコピーして配布。ミニレッスンは「思いついたことをとにかく書き出す」。
今年、演劇部のために書いた脚本は、戦時中の女子聖の生徒を演じたいという生徒の要望を元にしている。
そこでまず、現在の生徒が過去に行ってしまうという設定を考えた。
いわゆるタイムリープだ。
そこでタイムリープの方法を考えつくだけ書き出した。
薬を使う
タイムマシンで
超能力で
魔法で
など、片っ端から書いていったら、38通りになった。
この中から使えそうなものを選んだ。
選んだのは、
・部室で棚から物が落ちてきて
・体育館でドッジボールをしていて顔面にボールを受けて
・窓から転落して
・階段を踏み外して
・雷に打たれて
・自分で自分の頭をバシバシ叩いて
だ。
そして選んだものを元にプロットを立てる。そこまでを見開きノートいっぱいに書いていた。

もっとも、これはごく初期のアイデアで、部員の意見で部長ー人が活躍しすぎというコメントをもらい没になっている。
「こんなに考えたのに・・・」とつぶやく生徒もいたが、アイデアは一つ出てくれば、またどんどん出てくるものだということを話して、ひたすら書く時間に移った。

あるクラスでは、誰も一言もしゃべらずにひたすらペンを走らせる音だけが聞こえた。
またあるクラスでは机をつけて学び合い形式になり、三々五々、書きかけのノートを持ってきてはカンファレンスをするという形で進んだ。

いずれにしても、書くことに主体的に取り組む姿が見られた。

6日は台風のため休校となったが、次回の授業が楽しみだ。