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読書

「午後3時」吉井勇

何とも不思議な話。 北国の港町。捕鯨船の砲手五郎は、この一週間悪夢に悩まされている。それは死の島の夢だ。季節がなく、常に冬で、日が登る事もない。影のような人々が洞くつの中に住んでいて、他にはコウモリのような鳥と、リスのような動物が住むばかり…

「修善寺物語」岡本綺堂

面作師夜叉王は、修善寺に住んでいる。鎌倉幕府第二大将軍頼家は北條時政との権力争いに破れ、この地に幽閉されている。頼家は夜叉王に、自分の顔の面を作れと命じる。希代の面作師夜叉王は、半年の間、頼家の面作りに没頭するが、思い通りの面が作れない。…

「父帰る」菊池寛

大学で「芸術鑑賞」を受講し、芝居の脚本を書くことに決まった時、教官だった桑原先生に読むようにすすめられたのがこの戯曲だった。 帰りの電車の中で読む。すっかり忘れていたが、関西弁だったのだな。 読み返すと、さすがに上手い。 20年前に家出をした…

「花の魔法、白のドラゴン」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ

「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」のすぐ後に読んだんだけれどね。こちらの方がはるかに面白い。ハリー・ポッターシリーズの最大の弱点は、視点が固定されていて、ハリーの視点からしか描かれないということ。この本では、主人公の少年と少女と双方の視…

忘れられた日本人

リンククラブの今月号に 「忘れられた日本人」(宮本常一著・岩波文庫)が紹介されていた。学校の図書館で借りて読んでみる。おもしろい。一気に読んでしまった。民俗学者の著者が各地の古老の話を聞いてまとめたもの。最初の「対馬にて」で村の寄り合いの話…

ねたばれ?

ダイアナ・ウィン・ジョーンズと言えば、今年宮崎駿監督が「ハウルの動く城」をアニメ化することで話題になった、イギリスの女流作家。彼女の描く魔法ファンタジーは、まさにファンタジーの王道という感じがする。ハリー・ポッターはどちらかというと、テレ…

「マライアおばさん」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ

ダイアナ・ウィン・ジョーンズの「マライアおばさん」読了。 おもしろいので一晩で一気に読みきる。 それにしても、この人の小説の構成力には毎回驚かされる。 なんでこんなに伏線の張り方が上手なんだろう。 一つ一つのエピソードが最後に修練していく気持…