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「バウンダーズ」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ作

副題が「この世でもっとも邪悪なゲーム」

バウンダーズ―この世で最も邪悪なゲーム

多重世界を描くのは、ダイアナ・ウィン・ジョーンズの得意とする所だけれど、今回はその世界を使って戦争ゲームをしている<あいつら>というのが出てくる。人間の世界をゲーム版として、殺し合いに興じる<あいつら>。その正体は、悪魔以外の何ものでもない。

その<あいつら>によって「故郷へ向かう者(バウンダーズ)」にされたジェイミーは、「不死」と言える体を持ち、さまざまな世界をさまよい歩く。「さまよえるオランダ人」「さまよえるユダヤ人」「プロメテウス」などが絡んで、この終わりの無い放浪はいつまでも続くようだ。しかし、同じように「バウンダーズ」にされた不思議な腕を持つ少女ヘレン、悪魔ハンターのヨリスと一緒になったジェイミーは、<あいつら>への戦いを始める…。

せつないね。「バウンダーズ」が皆、自分の故郷へ戻って行った後、自分の使命を知って、ある行動を決意するジェレミー。外見は12歳なのに、実はもう100年もの間さまよっていた事実を突きつけられたジェレミー。

でも、ジェレミーの姿って、なんだか教師の姿とダブるところがある気がした。

教師の居場所は変わらない。しかし、生徒は毎年変わって行く。そこでは新たな文化があり、新たな言葉を覚える必要がある。それでも学校という世界をグルグル回っている教師は、精神的に自分が生徒達と同じように若いつもりでいる。ところが肉体は着実におとろえていって、ある日、自分が年をとっている事実に愕然とする。

だから、「学校」という世界の他に、自分の「真実の場所(リアル・ワールド)」をしっかり持っておくことが必要なんだなあ。

公演情報2月16日

今日は三件。


  1. レパートリーシアターKAZE

    作:サン=テグジュペリ

    訳:内藤濯

    構成・演出:浅野佳成

    音楽:八幡茂

    舞台美術:松井るみ



    出演: 東珠実/緒方一則/酒井宗親/工藤順子
    柴崎美納/栗山友彦

    1989年の初演以来、1000ステージを超える上演を続け、文化庁主催「本物の舞台芸術体験事業」をはじめ全国の若い観客を対象とした全国巡演公演を重ねているKAZEの代表作。熱い要望に応えて、久しぶりにレパートリー上演! サン=テグジュペリの限りない優しさと励ましのメッセージは、60 年を経てなお生き続け、私たちに送られている−。



    1名招待のお便りをいただきました。ありがとうございます。学生割引で3300円!けっこう高いっすね。
  2. 深川とっくり座

    3月公演決定!深川とっくり座公演22回目

    ふたたび丹青の「千早振る」

    2005年3月19日(土)〜21日(月)

    深川江戸資料館小劇場にて5ステージ公演!



    深川江戸資料館、いい雰囲気の所ですよね。あそこでやるんだ。

    招待券1枚いただきました。ありがとうございます。ホームページを開くと音楽が流れるの、どこで切ったらいいか分かるようにしておいて欲しいですね。職員室で大音量で流れると、かなり恥ずかしいです。

  3. 東京国際演劇祭

    『高校生のための観劇プログラム』

    どう観る?どうやる?外国の演劇作品

    〜海外から来日する演劇を楽しんでみよう〜

    筑駒の平田先生からご連絡をいただきました。ありがとうございます。

    日程的に送別会の詰めと重なっていてきついかな〜。

    すごーく魅力的なプログラムなんですけどね…。