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「大いなる白人の希望」

ハワード・サックラー作 倉橋健訳

実話をもとにした黒人ボクサーの物語。ヘビー級世界チャンピオンとなり、白人女性を恋人としたために白人から敵対視され、罪を着せられて世界各地を放浪し、最後はいかさま試合で白人ボクサーにチャンピオンを奪われる。

観客に向けて独白するところは、オニールの「奇妙な幕間狂言」を連想させる。

エゴイズムむき出しの白人プロモーターや、人種差別主義者の登場人物達。

僕がヘビー級のチャンピオンとして知っているのはモハメド・アリくらいからだけど、その頃はヘビー級といったらもう白人の出番はなかった。

ふてぶてしいジャック・ジェファソンが魅力的だ。