父と暮らせば
1時間目からチャペルで父と暮らせばを見る。
あの原田芳雄が、すっかりいいお父さんになってしまった。印象に残っているのは「スローなブギにしてくれ」とか、「独眼竜正宗」の最上義光なんかなんだが。こんな風に人は年を取っていくのね、としみじみする。
それにしても、うちのチャペルは残響がひどい。演奏会にはいいけれど、芝居や映画には向いていないなと実感。
作品は非常に良かったのだが、最初の方、声が割れてしまってよく聞き取れなかった。「たぶんこういうことだろう」ということで、推測しながら見ていた。
広島に原爆が投下されてから3年。図書館で働く美津江は、自分が生き残った自責の念に苦しみつつ、ひっそりと暮らしている。
そんな美津江が原爆の調査にきた木下にときめきを覚える。
その思いが、死んだ父親竹造をよみがえらせる「お前の応援団長だ」という竹造は、あの手この手で美津江のかたくなな心を解きほぐし、生きることへと目を向けさせようとする。
そんな親子の4日間のやりとりが描かれる。
りえちゃん、すっかりいい女優さんになりましたねえ。いい演技してます。
でも、これはやはり舞台の本だね。舞台で見たい。そう思った。
2.11反対特別授業の一環。このあと、与那覇百子さんの講演を伺う。
戦争と平和について、学んだ3時間だった。