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若い実践家がいる。自分の力量を高めたいと希求している。
求めなければ、絶対に手に入れることはできない。その意味では、まっとうである。
しかし、私が1つだけ今まで違和感を感じてきたことがある。
授業作りや学級作りの奥義を求めて、ひたすら本通いや研究会通いをしていることである。
もちろん、刺激は受けるし、今まで知らなかったことを知ることはできる。
でも、もっとも大切なことは、「外から奥義はこない。内にある自分のものをどれだけきちんと積み重ねていく徹底さ」ではないかと、私は思い続けるのである。
そのためには、基本的なこと、原則的なことをどれだけきちんと身につけていくか、それにかかっている。