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ドギーバッグ肯定側立論130319「食品ロス減少」

春季大会用に作成した立論です。
シーズンはじめということでまだ非常に議論の内容も浅く、資料に頼り切っている感じがします。

これから肯定側立論を始めます。

メリットは「食品ロスの減少」です。

食品ロスとは、本来食べられるのに、捨てられてしまっているもののことです。

現状では食品ロスが年間500万から900万トンも出ています。

資料、食糧庁「食べもののムダをなくそうプロジェクト」から始め。
「我が国では、年間約1,800万トン(平成21年度推計)の食品廃棄物が
排出されています。このうち、食べられるのに廃棄される食品、いわゆ
る「食品ロス」は年間約500~800万トン(平成21年度推計。我が国の
米の年間収穫量約813万トンに匹敵する数量)と試算されており、食品
ロスを減らす取組については、大切な資源の有効活用や環境負荷への配
慮の観点から重要です。 」終わり。


このように食べられるはずの食料が捨てられてしまうのは、食料を輸入に頼っ
ている日本にとって深刻な問題です。
資料、「食品ロスの削減に向けた検討会報告」平成20年12月より始め。
「食料自給率が先進国中最低水準にある我が国において、大量の食料品が食べられずに廃棄され、結果として必要以上の食料が輸入されていることになっているとすれば、食料自給率を引き下げる要因の一つになることになる。
世界的な人口増加やアジア諸国の経済発展による食料需要の増大、地球温暖化の進行等世界の食料需給の不安定要因が顕在化する中、食料の安定供給を将来にわたって確保するためには、国内農林水産業及び食品産業の食料供給力強化と併せて、このような食品ロスの実態について改善することが必要である。」
終わり。

つまり、私たちが将来にわたって食料を安定して手に入れるためには、無駄な食品ロスを減らす必要があるのです。そうしないと、食料を輸入に頼っている現状では、いつ食料不足が生まれるかわかりません。

解決性を2点。
1 プラン後、飲食店は食品ロスを減らす努力をします。
 なぜなら、客に食べ残しを持って帰ってほしくないからです。
資料、ウェブ資料ロハスイッチから、ドギーバッグ普及委員会理事長山本啓一郎氏の発言です。始め。
「現在、ドギーバッグの普及を進める上で、いちばんネックになっているのは食中毒の問題。実は、飲食店さんの側がこんなにも食中毒を懸念するとは思わなかったんですよ。(中略)持ち帰るのはお客さんの側で、持ち帰る間に悪くなったら自分の責任だし、悪くなった食品を食べて食中毒になったら自分の責任だろうと思っていたんです。
ところが、中にはクレームをつける人がいるんですね。お寿司屋さんでお寿司を買って、炎天下、クルマのダッシュボードに数時間も放置して、それを食べておなかを壊したとクレームをつけた人がいる。そういうのがウワサになって、あの店の寿司でおなかを壊した人がいるという風評被害につながりかねない。飲食店さんはそれを恐れるんですね。」終わり。
現状では、食中毒を起こさないことを理由に、持ち帰りを拒否できます。しかしプラン後は一切拒否できなくなります。そこで、持ち帰りをさせなくて済むようにメニューの見直しや、量の調節が行われるようになります。
こうして、食品ロスが減ります。
2 プラン後は、客は食べ残しを持ち帰って食べることで、食品ロスを減らします。解決性1で述べた努力を飲食店がしても、持ち帰りを希望する客は、現状より増えると予想されます。すると、持ち帰った食べ残しを食べることで、食品ロスが減ります。
重要性を2点。
1 現状分析の深刻性で説明したように、食品ロスを減らして輸入食料を減らし、食料自給率を高めることは食料の安定供給を維持するために重要です。
2 世界に対する説明責任を果たす。
資料、一般社団法人ドギバプロジェクト「食料廃棄と食品ロス」から始め。
「WFP(国連世界食料計画)では80カ国に650万トンの食糧支援を実施しています。
つまり支援食料と同量もしくはそれ以上の食料が食べられずに破棄されているのです。」終わり。
食料を輸入に頼っていながら、飢餓に苦しむ人の食べられるものを捨てている現状を改善し、将来にわたって安定した食料供給を確保するこのメリットは重要です。