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私の謝罪に対してエーミールのとった行為は正しかった。

一年生の授業のまとめとして「少年の日の思い出」を扱います。

意見文を書いてもらいます。
表題の主張を本文から根拠をあげて論証してもらおうと考えています。

私はこの作品を読んで、エーミールが主人公の謝罪を拒否するところが、この作品の肝の部分だと考えました。
主人公の視点に寄り添って読んできた読者にとっては、このエーミールの行為は許せないと感じるところでもあります。
言葉にできずとも、何か精神的にざらざらしたものを感じるというか、「むかつく」というか、そういう感じを受ける部部ではないでしょうか。

芥川龍之介の「トロッコ」で主人公が「われはもう帰んな」と言われたシーンと重なって見えます。
世界は自分とは無関係に存在しているというか、自分の行動の責任は自分でとらざるを得ないというか。

それと、エーミールの描き方が主人公の目を通して描かれており、主観的なものに過ぎないということも気付いて欲しい。

等々、やっぱり欲張りかなあ。

実は「少年の日の思い出」を授業で扱うのは初めてです。

皆さんはどんなアプローチをされていますか。