ディベート×演劇

「子どもらが 自分の場だと 思う所に 花が咲く」(徳村彰)を、学校現場で目指します。

どどど、どめすてぃっく

久しぶりにO関さんの演技を見られたぞ。

駒場東大前に着いたら、ちょうど55回生の3人に出会う。その場で立ち話。

H口さんにお姉さんのことなど聞く。ふむ。

ハートウォーミングな芝居がいいなあと思っていたのだが、けっこうそれに近かったかも。

去年見た時も思ったのだが、脚本が弱い。あれだけの装置作って、明かり入れて、音作って、役者そこそこ演技して、なのに見えてくる世界は「?」というのはもったいないなあ。

これでは、田辺さんが怒っても無理ないかなと。

話はどこか地方の町。「ムネオパーク」なんて名前の公演があって、人面魚を売りにしているらしい。名前からすると、北海道のどこか、という感じがするね。限りなく足寄を思い浮かべてしまうのだが。

その町で人面魚のエサも売っているお茶屋の息子が主人公のジンシ。高校は卒業して、今は家業を継いで店番の毎日。彼の幼なじみの女の子(名前忘れた)で、テーマパークで働いている子が、毎日ジャガイモの料理を持ってくる。(ジャガイモだからやっぱり北海道なのかな)

そんなある日、東京の大学へ行っている幼なじみのタクシが、女の子と一緒に帰ってくる。

彼とのやり取りから、主人公の彼が、父親から「俺と真逆の人生を歩め」と言われていたのに、何にも行動を起こすことができずにじりじりとしてこの町で過ごしていることが見えてくる。

だが、いかんせん、人物が錯綜し過ぎで、その関係性も十分整理されていないので、ブツッブツッと話が切れてしまっている印象を受ける。

主人公と幼なじみの女の子の間に割って入ってくるもう一人の女の子が、ちょっといい人っぽすぎる。もっと毒がほしいな。じゃないと、最後に教われて失明する所の説得力が出てこない。

そもそも、あの暴漢はいったんなんなんだ。なんの脈絡もなく、飛び出てきて、それだけでおしまい。ああいう役は日本人の男の子では説得力が出ないね。

いっそ、設定を日本じゃなくて南欧の片田舎にでも設定すると、もっとリアリティが出てきたかもしれない。

主人公と町長(Y瀬さん、また上達したね)が着物を来ているのに、町の他の人は着ていなかったり、何か統一感がないのも気になった。

無理矢理ハッピーエンドに持っていった、その乱暴さが返って僕は好印象を持ちましたが、しかし、全体としては何か詰め込みすぎて、一つ一つの印象が散漫になってしまった。

サッカーのチャンピオンシップを捨てて、こちらを見に行ったのだが、さて。

懐かしい面々に合えたのはうれしかったけれど、改めに大学生の演劇って何なんだろうと考えさせられてしまった。