中央発表会打ち合わせ
24校に選ばれた責任を部員たちも感じたと思う。
手が届きそうで届かない。そういう悔しい思いを何度かうちの部員たちも体験している。
だからこそ、8日7校目、初日のトリとして、しっかりと準備として臨もう。
城東地区からは本当にたくさんの先生方が役員として携わって下さっている。
(来年は舞台担当やりますと言っている人が隣にいるのでもっと増えそう。)
安心するし、ボランティアとして私心なく運営に尽力されている皆さんに、地区代表としてしっかり応えていこう。
私は自分の選んだ音響の著作権をまずは確認しよう。
購入したもの、フリーの音源サイトからダウンロードしたものの他、あやしいものが2つある。
1つは空襲警報。YouTubeからダウンロードしたものだから、著作権のはっきりしたものを探す。
もう1つは終戦の詔勅。これもネットから探してきたので、出所を確認しよう。
後は自作の音。
講入した音源を加工しているので、宮下先生に聞いてもらおう。
第2回打ち合わせまでにスケジュール組んでやらないと。
スポーツ祭りでパフォーマンス
体育の日に、国立スポーツ科学センターを会場としてスポーツ祭りが開かれます。
オリンピックに参加したアスリートの皆さんが参加されるイベントで、最寄りの赤羽駅からは臨時バスが増発されるなど大変なにぎわいのイベントでした。
国立スポーツ科学センターの向かいにある都立赤羽商業高校は、オリンピック教育の指定校なんだそうです。
・・・オリンピック教育ってどんなことするんだろう?
それはともかく、スポーツ祭りの会場内の屋外ステージで、赤羽商業高校演劇部の皆さんがパフオーマンスをすることになったそうです(毎年恒例なのかな?その辺り聞きそびれた・・・)。
で、北とぴあ演劇祭の宣伝をするので、演劇祭に出た高校生みんなに声をかけてくれました。こうして、赤羽商業高校、飛鳥高校、中高生劇団13 K、女子聖学院のコラボによるパフォーマンスが生まれることとなりました。
脚本は赤羽商業の副部長のS君が担当。
高校生らしいドタバタコメディに仕上がりました。
10時に赤羽駅北口に集合、一度赤商さんにお邪魔して、発声練習、通し稽古。
全員「スポーツ祭り」のTシャツをいただきました。これが今日の衣装代わりです。
その後向かいの国立スポーツ科学センターに移動、出番を待ちます。
赤商の生徒会の方や生徒さんはあちこちでボランティアとして働いているそうで、赤商の敷地も臨時の駐輪場になっていました。
我々が発表する屋外ステージまで行くと、アスリートたちによるトークショーが行われていました。
7人のアスリートの真ん中は大林素子さん。
大林さんが日立バレーボール部で現役だった頃、一度だけ中央線の中で見かけたことがあります。
「見かけた」というか、私が座わっていた座席の前に、日立の選手の皆さんがドン!ドン!ドン!という感じで立ったわけです。身長180c mの私ですが、自分より背の高い女性に囲まれたいたたまれなさって、今まで感じたことのない感覚でした。
あの頃も細かったけれど、今も細いなあ、などと緊張と寒さで顔が強張っている生徒たちの横で、呑気に考えていたのでした。
本番直前にパラパラと雨が落ちてきました。
が、雨にも負けず、屋外で声が拡散してしまう悪条件にも負けず、全員がやり切りました。
区長の花川さんもちょうどいらっしゃって観て下さいました。
その後、控え室に戻り、お弁当とお茶をいただき、赤商の演劇部の部室に戻って美味しくいただきました。
記念撮影をしてお開きとなりました。
赤商や飛鳥の部長さんとも演劇についてお話ができたし、有意義な一日でした。
台風19号さえ来てなければ、駒込高校で行われている中央地区大会に足を伸ばして獨協の発表を見て、谷賢一さんと林成彦さんの講評を聞き、王子に移動して北とぴあ演劇祭の最終日、HSネオドリームファクトリーの公演を堪能する予定だったのですが、帰りの足を考慮して早目に帰宅しました。
東大和市駅に降りたら雨足が強くなってきました。
断念して正解だったかな…。
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作家の時間折り返し
台風で1日休校したこともあるが、クラスによっては今日が全体の日程の折り返しとなる。
4組では前時に時間の端折り方について何人かとカンファレンスをした。
「一日の学校での様子を詳しく書かずに放課後にたどりつきたい」
このことであった(ちょっと池波正太郎風)。
私が紹介したのは、
「いつものように学校が終わり、放課後になった。」
というまとめ方。
授業の後で、まとめて飛ばす所、くわしく書く所、メリハリをつけさせたいと考えた。そこで今日は昨年も配布した「感情ではなく五感の事実を語れ」のプリントを元に詳細な描写の方法についてミニレッスンを行った。
昨年一度やっているので、ごく簡単に済ませる。
ひたすら書く時間に移った。おしゃべり1つせず集中して書いている。
結局終了5分前までシーンとして執筆に没頭していた。
演劇ワークショップ1日目
<a href="http://ikutosu.sakura.ne.jp/wp/wp-content/uploads/2014/10/IMG_5862.jpg"><img src="http://ikutosu.sakura.ne.jp/wp/wp-content/uploads/2014/10/IMG_5862.jpg" alt="IMG_5862.JPG" class="alignnone size-full" /></a>
高校演劇サミットでお世話になった林成彦さん、田中圭介さんたちが中学生に授業をして下さる。
こんな夢のような話が実現しました。
中学2年生4クラスを対象に、各クラス3時間ずつ。
グループで作戦を立て、課題をクリアします。1時間目がアイスブレーク、グループ決め、課題の説明、作戦会議、リハーサル。
2時間目はグループごとの課題の解決策の実行、ふり返り。
3時間目は課題への再挑戦という流れです。
今日実施したのは2時間目に2組、3、4時間目に3組で、3組は一気に課題への挑戦まで進みました。
演劇ワークショップですから、各グループ90秒の時間制限の中でちょっとした演技をします。
プロの役者に、自分たちの狙い通りの行動を取らせるように仕向けたいのですが、相手はノラリクラリと理由をつけて思い通りには動いてくれません。
3組では9つのグループのうち、成功したのはわずか1グループでした。
振り返りで田中圭介さんがコメントしていましたが、ほとんどのグループが「北風と太陽」のお話で、無理矢理旅人の上着を脱がそうとした北風の手法をとってしまいました。
しかし、失敗しても、その後のスタッフ6名の皆さんのフォローが素晴らしかった。着想のよかった所をほめたり、心から面白がってくれたりした後、あと一歩、こんな工夫をしたらと、特に関係づくりに焦点を当ててアドバイスをして下さいました。
先徒たちも「あ、妹か!」とか、それぞれのアドバイスに色々気づかされたようでした。
それにしても、即興ですべてのグループのアプローチに的確に対応していたこーちゃんは、さすがプロ、とうなりました。
演じる生徒たちが、それぞれに緊張し、それでも踏ん張って演じていたことをほめてくれました。
ワークショップ終了後に昼食も摂らずに1時間ほどスタッフが振り返りをしている所にお邪魔しました。
これが抜群に面白かった。
それぞれのクラスの雰囲気を踏まえて、ダメ出しをしていった訳ですが、初めて会った生徒と45分~ 90分触れ合っただけなのに本当に的確に生徒たちを把握してます。
私的なグループから、ランダムに作られたグループになった時の変化など、「なるほど!」と蒙を開かれた思いがしました。
「安心して失敗できる場」としてこのワークショップは設定されているのですが、その中でハードルをクリアするために何が必要で何が省いてもいいのか、率直に考えを述べ合う様子が清々しかった。
日本全国でワークショップを展開されていて、ノウハウも蓄積されているのに、それに漫心することなく、目の前の生徒に対してベストを尽くそうとして下さっている心が感じられて、本当に感激しました。
次回は来週水曜日。
生徒たちがクラスの中でそれほど親しくしているわけではない者同士でグループを作り、どうコミュニケーションをとって課題をクリアし、その中でどんな気づきを得ていくか。
本当に楽しみです。
登場人物を考える
作家の時間、4時間目に入ったクラス。ミニレッスンは「登場人物を考える」。
私が脚本を書く準備に作成した人物の性格、家族構成、宗教、特技、弱点をまとめた一覧表を配布する。
既成の脚本を読む時に、登場人物の社会的背景、教育的背景、宗教的背景を分析するように教わった。その裏返しだ。
井上ー樹さんのシナリオワークショップを受けた時、登場人物の性格は変わらない、変えてはいけないと教わった。
例えばなまけ者の桃太郎という性格にしたら、なまけ者という性格は変わらない。
鬼が出没しても「面倒くさい」から鬼退治には簡単には出かけない。
出かけるためには「面倒くさい」を克服するだけの状況が生まれないといけない。
こうして事件が起こり、嫌々ながら桃太郎は鬼退治に出かけていく。
しかし、前向きな姿勢は見せることなく、隙あらば逃げだす方へ流されていく。
そうすると周りの犬、猿、キジは何とかして桃太郎を鬼ヶ島まで引っぱって行き、鬼退治を成功させないとならない。
かくしてなまけ者の桃太郎と世話焼きの3匹(?)の珍道中が始まる・・・。
と、ここまで丁寧には説明しなかった。
そのためか、どうも私の言葉が上っ面を滑っていってしまった感じがした。
次回主人公を行動へと駆り立てる状況の設定の重要性とともにミニレッスンをしよう。
ひたすら書く時間は、かなり分量を書けて、原稿用紙に換算すると何枚くらいかと聞きに来たのが複数名いた。
だいたい7~10枚くらいは書けている。
去年に比べてペースが早い。
「展開部に入ったので書くことが楽しくてしょうがない」と振り返りに書いてくる生徒もいる。
小説の構成がわかって書いている。
既に自発的にグループになって読み合いをしているが、作家のイスを登場させてもいいかもしれない。