喜劇の難しさ
放課後、稽古を見に行く。
プロローグと一場をやっている。まだ本は持ったままだが、一応立って動きを確認しながらやっている。
まあ、まだ本を話していないので、タイミングだとかいろいろと合わないので、試行錯誤をしているという状況だね。
これから、セリフが入って、大道具の場所が決まって、テンポが出るようにしていかなくては行けないのだけれど、ここで難しいのが、笑いが取れるように芝居を作っていくということ。
今回はかなり笑いの要素を多くした。しかも、言葉遊びなどの笑いではなくて、それぞれの掛け合いの中から生まれてくる笑い。ということは、言葉のキャッチボールがきちんとできないと、見ている方は笑ってくれないということ。
照れてしまったり、ためらったりしたらとたんに笑いは生まれなくなる。
特にパロディの部分は、元の芝居を良く見て、そのカリカチュアになるように、強調する所は大げさに強調しないといけない。
物まね芸人さんが誤本家をどんな風に誇張しているかを思い出してくれればいい。
色んな意味で、今までの自分の演技を超える努力が必要な芝居だね。