ディベート×演劇

「子どもらが 自分の場だと 思う所に 花が咲く」(徳村彰)を、学校現場で目指します。

第2試合:Debate Network Bチーム対死せるディベーター達の会

 論題は、「日本・中国・韓国およびASEAN加盟国は、自国通貨を廃止し、共通通貨を採用すべきである。」肯定側の不幸は、まず肯定側第一立論が1分ほど短かったこと。百戦錬磨の二人と闘うのに、構成に隙があったのでは格好の「餌食」である。肯定側の主張は、97年に起こったアジア通貨危機は、為替レートの乱高下を利用した利ざや稼ぎのせいで、これは通貨が小規模だと狙われやすいので、プランによって、為替レートが安定し、かつアジア規模の通貨にすれば投機に対する抑制力が強まる、というものだった。

質疑は瀬能さん。内因性の部分を中心に、丁寧に確認をしていく。何を後から言うのか、実に楽しみというか、肯定側としたら、実に嫌な感じというか、非常にうまい。そういえば、瀬能さんの試合をまともに見るのって始めてじゃないだろうか。

 否定側第一立論は青沼さん。対案を示して、内因性の弱いところをついて、現状で解決可能なことをついて、プランを行ってしまうとアメリカを刺激してしまうというデメリットを示しておしまい。しかも強調するところではジャッジに近づいてくるというサービス。うーん、ごちそうさまです。

肯定側2立は今井君。健闘するものの、ちょこっと示されたデメリットに反駁をするのがせいぜい。

 そして満を持して否定2立の瀬能さん。カウンタープラン「為替レートの固定」を示し、利益を3点。1「財政主権の維持」2「その国独自の金融政策の実施」3「アメリカを刺激しない=6カ国協議による共同歩調がとれなくなることを防ぐ」 さらに、カウンタープランの2「中国を除いてプランを実施」。利益は「現在問題がない中国の利益を守れる」。まあ、強い。全然「死せるディベーター達」ではないですな。

 この後はもうどう論点を整理していくか、という感じでしたね。今井君が最後まで粘ったけれど、まだシーズン始めということもあって、資料の述べていることに対する更なる分析を示すといったところまで展開できなかったので、否定側の優位を引っ繰返すことはできなかった。

 ジャッジしながら、大変勉強になった一戦でした。