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「花の魔法、白のドラゴン」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ

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ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」のすぐ後に読んだんだけれどね。こちらの方がはるかに面白い。

ハリー・ポッターシリーズの最大の弱点は、視点が固定されていて、ハリーの視点からしか描かれないということ。この本では、主人公の少年と少女と双方の視点で交互に事件が描かれ、それがだんだんと収斂して行くという巧みな視座が設置されている。

ジョーンズさんの物語は本当に最初の方はもどかしくてもどかしくて仕方がないのだけれど、それが先を読もうというエネルギーになる。そして最後のストンと胸に落ちる解決。見事だよね。