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ドギーバッグ肯定側立論130605「食品ロスの減少」

130604の立論と重要性Bが若干変わっています。
この時期、とにかく初心者のチームでしたので、立論が読み切れること、質疑で聞かれたことに答えられることを目標に、読んでは立論を直し、という微調整が続きました。

始めます。メリットは「食品ロスの減少」です。

現状分析。

現状では、食品ロスが年間500から800万トンも出ています。

食糧庁「食べもののムダをなくそうプロジェクト」から始め。
「我が国では、年間約1,800万トンの食品廃棄物が排出されています。このうち、食べられるのに廃棄される食品、いわゆる「食品ロス」は年間約500~800万トンと試算されており、食品ロスを減らす取組については、大切な資源の有効活用や環境負荷への配慮の観点から重要です。 」終わり。

しかし、現状では、飲食店は、食中毒や風評被害を恐れて、持ち帰りを許可しないケースが多いです。

ドギーバッグ普及委員会理事長、山本より、始め。
「現在、ドギーバッグの普及を進める上で、いちばんネックになっているのは食中毒の問題。[中略]飲食店さんはそれを恐れるんですね。ドギーバッグを普及させるには、飲食店に参加してもらわないとどうにもならないんです。いくら一般の人が『持って帰りたいんです』といっても、飲食店の側が『いや、ウチではお断りしています』といったら、どうにもならない。」終わり。

消費者側も、ドギーバッグの使用を躊躇しています。

ドギーバッグの利用状況について、先ほどの資料より引用します。
「ところが、『使ったことがある』という答えになると、現在でも極端に減ってくる。これはなぜかというと『恥ずかしいから』という答えが多い。また『お店に断られた』という声もありました。」終わり。


発生過程。以下ニつの独立したプロセスで、食品ロスが減少します。

A 消費者意識の向上。

1点目。プランを取り、ドギーバッグが利用しやすくなることによって、従来捨てられていた食糧がきちんと食べられ、無駄が減ります。

2点目。ドギーバッグ自体が、食糧問題を考えるきっかけになり、普段から食糧の無駄をなくそう、という意識が生まれます。

先ほどの山本より、引用開始。
「もちろん、ドギーバッグだけで捨てられている食べ物をすべて減らせると考えているわけではありません。ただ、これをきっかけに食べ物の大切さ、世界の食糧問題を考えるようになればいい、ドギーバッグがそのためのツールになればいいと思ってドギーバッグの普及を進めているんです。」終わり。
B 店側の意識の向上。

1点目。プラン後は客の持ち帰りを拒否できなくなるので、食中毒などによる風評被害を恐れる店は、持ち帰りを防ぐために、メニューの見直しや、量の調節を行います。これによって、客の食べ残しが減り、食品ロスも減少します。

2点目。また、店側も、食中毒の危険の少ないメニューを持ち帰り推奨するなどの工夫して、食品ロスを減らします。

日本経済新聞、2010年より、引用開始。
「立食パーティーで食べ残した料理の「ドギーバッグサービス」を09年11月から始めた国際ホテルグループは夏場に備え、メニューの細菌検査を行った。30度の温度で6時間後、12時間後の細菌量を検査し、問題ない品を持ち帰り対象にした。「食品廃棄量は約半年で計約820キログラムも減った。」終わり。
http://www.nikkei.com/article/DGXDZO10520690W0A700C1NNSP00/?df=2


重要性。

A 日本の食糧安全保証。食品ロスは、日本の食料自給率にも影響しています。

「食品ロスの削減に向けた検討会報告」平成20年12月より始め。
「食料自給率が先進国中最低水準にある我が国において、大量の食料品が食べられずに廃棄され、結果として必要以上の食料が輸入されていることになっているとすれば、食料自給率を引き下げる要因の一つになることになる。」終わり。

食糧を輸入に頼っている日本で、食べ物を大切にし、自給率を少しでも上げることは重要です。

B 世界の飢餓解消への貢献。日本一国の食品ロスの量は、全世界への食糧援助量に匹敵します。

一般社団法人ドギバプロジェクト「食料廃棄と食品ロス」から始め。
「WFP(国連世界食料計画)では80カ国に650万トンの食糧支援を実施しています。
つまり支援食料と同量もしくはそれ以上の食料が食べられずに破棄されているのです。」終わり。

世界には飢えで苦しんでいる人が8億人から9億人もいると言われています。日本で無駄に捨てられている食糧が、1トンでも減ってこれらの人に回れば、多くの人を救うことができます。

ドギーバッグ否定側立論130604「食中毒の増加」

6月大会用の否定側立論です。
否定側も春季に比べると分析が細かくなっています。
春季大会で他の学校が使っていた資料などを参考にさせていただきました。
食中毒の起こる原因を食中毒菌とノロウイルスに場合分けした点がオリジナルでしょうか。

始めます。

デメリットは「食中毒の増加」です。

現状分析。

過去においては、日本では多数の食中毒死亡者が出ていましたが、今では社会的な取り組みの結果、年間10人未満に抑えられています。

 ウェブ資料、「食中毒による死亡者数の推移」2012年からはじめ。
「高温多湿が特徴の日本ではかつては食中毒は日常茶飯事だった。(中略)1960年代には急速に食中毒死亡者が減少し、1970年代中頃は数十人レベル、そして1980年代後半からは10人未満の年も珍しくなくなった。

(中略)2009~10年には食中毒による死者がゼロ人と統計開始以来の快挙となった。」終わり。

このように、現在は誰でも食中毒の心配をせずに、安心して暮らせるようになっています。


発生過程。

ところが、プラン後は飲食店から食べ残しを持ち帰ることができるようになります。持ち帰った食べ残しは、ある程度時間が経過してから食べることになります。例えば、夕食の残りを、翌朝の朝食にしようといったことが考えられます。

しかし、これは菌の増殖を招き、大変危険です。現在は行政が食品の持ち帰りをしないように呼びかけています。

資料、東京都健康安全研究センター、2006年からはじめ。
「早く食べましょう、持ち帰りは厳禁です
サルモネラ大腸菌などの腸内細菌では、1個の菌が、37℃で6時間後には理論上26 万個にも増えてしまいます。腸炎ビブリオは、さらに発育が早く、6時間で700億個に増える計算になります。特に気温の高い夏期には、購入あるいは調理した食品はなるべく早く食べ、また飲食店で出された食品を持ち帰るのは避けましょう。」
終わり。

東京都健康安全研究センターは東京都の組織です。このように行政としても食中毒から市民を守るために、飲食物の持ち帰りを厳禁と呼びかけているのです。

 

実際、飲食店は食中毒の細菌で汚染されています。

資料、石川県立大学教授 矢野俊博、平成19年より始め。
「生活環境にも微生物が存在している。例えば、トイレの取っ手の大腸菌検出率は、公衆トイレで80%、飲食店トイレで90%、家庭トイレで70%と非常に高くなっている。この大腸菌群は加熱調理済み食品では法律上陰性でなければならないとされている衛生状態の指標菌である。この菌群が汚染されていることは、他の食中毒菌やノロウイルスに汚染されていることを示している。」終わり。

現状であれば、飲食店も持ち帰りを断れますが、プラン後は拒否することができません。

このことによって、以下の二種類の食中毒が発生します。

A 食中毒菌による食中毒。

サルモネラ菌ボツリヌス菌といった、危険な食中毒菌は、素人には、汚染されているかどうかの判断ができません。

資料、ドギーバッグ普及委員会2010年より始め。
「食中毒菌は腐敗菌と異なり、増殖しても色や味が変わらず、匂いもつきません。」終わり。

このような菌が少しでも付着した食品を持ち帰ることにより、菌が繁殖して、危険なレベルにまで増加してしまいます。

また、加熱すればいいと言いますが、加熱しても、毒素を出すタイプの菌では毒素が残るため、食中毒が起きます。

資料、石川県立大学教授 矢野俊博、平成19年より始め。
「細菌性食中毒は、感染型、毒素型、生体内毒素型の3種類に分類されている。(中略)毒素型は食品中で原因菌が増殖するとともに毒素を産生し、この毒素を摂取することにより発生する。」終わり。


B ノロウイルスによる食中毒。

先ほどの矢野氏の資料から始め。
ノロウイルス食中毒発生経路は、(中略)近年は、汚染された食品の摂取が主な原因となっている。この汚染された食品は、調理された肉やパンなど、ほとんどの食品である。(中略)ノロウイルスは種類が多いために、インフルエンザのように免疫効果はなく、一度罹患しても2度、3度と感染する。(中略)ノロウイルス食中毒は、細菌性食中毒とは異なり、抗生物質による治療はできない。」終わり。


深刻性。

食中毒の主な賞状は、下痢、腹痛、発熱、嘔吐などですが、お年寄りや子供など、体力の弱い人たちは、下痢などから脱水症状を起こすと、最悪死亡するケースもあります。

戦後間もなくなど、食中毒で毎年300~500人以上も亡くなっていた時期もあり、実は食中毒は非常に危険です。

現状であればほとんど死亡者が出ていない食中毒が大幅に増え、命が脅かされるこのデメリットは大変深刻です。

 

ドギーバッグ肯定側立論130604「食品ロスの減少」

いよいよ関東甲信越地区大会1日目を迎えるに当たっての立論です。
春季大会の立論をベースに、多少資料を入れ替えたり、構成を変えたりしました。
発生過程で「店側の意識の向上」というのを挙げました。
これは、論題が設置の義務付けであって、使用を義務づけている訳ではないので、ドギーバッグがたとえ使われなくても、設置するだけで食品ロスが減る方向に社会の仕組みが変わるんだということを言いたかったのですが、まだ言葉足らずは否めません。

始めます。メリットは「食品ロスの減少」です。

現状分析。

現状では、食品ロスが年間500から900万トンも出ています。

資料、食糧庁「食べもののムダをなくそうプロジェクト」から始め。
「我が国では、年間約1,800万トンの食品廃棄物が排出されています。このうち、食べられるのに廃棄される食品、いわゆる「食品ロス」は年間約500~800万トンと試算されており、食品ロスを減らす取組については、大切な資源の有効活用や環境負荷への配慮の観点から重要です。 」終わり。

しかし、現状では、飲食店は、食中毒や風評被害を恐れて、持ち帰りを許可しないケースが多いです。

ドギーバッグ普及委員会理事長、山本より、始め。
「現在、ドギーバッグの普及を進める上で、いちばんネックになっているのは食中毒の問題。[中略]飲食店さんはそれを恐れるんですね。ドギーバッグを普及させるには、飲食店に参加してもらわないとどうにもならないんです。いくら一般の人が『持って帰りたいんです』といっても、飲食店の側が『いや、ウチではお断りしています』といったら、どうにもならない。」終わり。

消費者側も、ドギーバッグの使用を躊躇しています。

ドギーバッグの利用状況について、先ほどの資料より引用します。
「ところが、『使ったことがある』という答えになると、現在でも極端に減ってくる。これはなぜかというと『恥ずかしいから』という答えが多い。また『お店に断られた』という声もありました。」終わり。


発生過程。以下ニつの独立したプロセスで、食品ロスが減少します。

A 消費者意識の向上。

1点目。プランを取り、ドギーバッグが利用しやすくなることによって、本来捨てられるはずだった食糧がきちんと食べられ、食糧の無駄が減ります。

2点目。ドギーバッグの普及自体が、食糧問題を考えるきっかけになり、日ごろの生活でも食糧の無駄をなくそう、という意識が生まれます。

先ほどの山本より、引用開始。
「もちろん、ドギーバッグだけで捨てられている食べ物をすべて減らせると考えているわけではありません。ただ、これをきっかけに食べ物の大切さ、世界の食糧問題を考えるようになればいい、ドギーバッグがそのためのツールになればいいと思ってドギーバッグの普及を進めているんです。」終わり。


B 店側の意識の向上。

1点目。プラン後は客の食品持ち帰りを拒否できなくなるので、食中毒などによる風評被害を恐れる店は、できるだけ持ち帰りを防ぐために、メニューの見直しや、量の調節を行います。このことによって、客の食べ残しが減るので、食品ロスも減少します。

2点目。また、外食産業側も、食中毒の危険の少ないメニューを持ち帰り推奨するなど、工夫することで、食品ロスを減らすことができます。

日本経済新聞、2010年7月8日より、引用開始。
「立食パーティーで食べ残した料理の「ドギーバッグサービス」を09年11月から始めた国際ホテルグループは夏場に備え、メニューの細菌検査を行った。30度の温度で6時間後、12時間後の細菌量を検査し、問題ない品を持ち帰り対象にした。「食品廃棄量は約半年で計約820キログラムも減った。」終わり。
http://www.nikkei.com/article/DGXDZO10520690W0A700C1NNSP00/?df=2

重要性。

A 日本の食糧安全保証。大量の食品ロスは、日本の食料自給率にも影響しています。

資料、「食品ロスの削減に向けた検討会報告」平成20年12月より始め。
「食料自給率が先進国中最低水準にある我が国において、大量の食料品が食べられずに廃棄され、結果として必要以上の食料が輸入されていることになっているとすれば、食料自給率を引き下げる要因の一つになることになる。」終わり。

食糧を輸入に頼っている日本で、食べ物を大切にし、自給率を下げない工夫をすることは重要です。

B 世界の食糧不足解消への貢献。日本一国の食品ロスの量は、全世界への食糧援助量に匹敵します。

資料、一般社団法人ドギバプロジェクト「食料廃棄と食品ロス」から始め。
「WFP(国連世界食料計画)では80カ国に650万トンの食糧支援を実施しています。
つまり支援食料と同量もしくはそれ以上の食料が食べられずに破棄されているのです。」終わり。

世界には飢えで苦しんでいる人が8億人から9億人もいると言われています。日本で無駄に捨てられている食糧が、1トンでも減ってこれらの人に回れば、何百人、何千人という人を救うことができます。多くの人を救う可能性を持つこのプランは重要です。

ドギーバッグ否定側立論130319「食中毒の増加」

春季大会用の立論です。
結局今シーズンはデメリットはずっと食中毒の増加でいきました。
固有性をどう立証するかに苦心しています。

これから否定側立論を始めます。
デメリットは「食中毒の増加」「食中毒の増加」です。
 日本は高温多湿な気候条件のもと、食中毒が発生しやすく、そのために年間1000人以上が食中毒で亡くなっていました。しかし、社会的な取り組みの結果、現状では年間10人以下に抑えられています。

 ウェブ資料、「社会実情データ図録」「食中毒による死亡者数の推移」2012年4月22日からはじめ。

「 高温多湿が特徴の日本ではかつては食中毒は日常茶飯事だった。(中略)中高年以上だと、テカテカの黄土色したハエトリ(蠅取)紙が食堂の天井から幾本もぶら下がっていて、飛び交うハエの死骸が何匹も貼りついている光景を覚えている人も多かろう。アジア途上国では今でも食中毒被害は多いと思われる(図録8040参照。国際比較統計についてはWHOで取り組み中)。しかし、その後日本では、下水道の普及、保健所行政による飲食物管理の徹底、コールドチェーンや防腐防菌技術の普及、不衛生店舗の淘汰、国民の衛生感覚の高まりなどにより食中毒事件は減少、死亡数は激減していくこととなる。

 (中略)衛生国化、清潔国化は1960年頃から大きく進展した。1960年代には急速に食中毒死亡者が減少し、1970年代中頃は数十人レベル、そして1980年代後半からは10人未満の年も珍しくなくなった。

 O157による集団感染が大きな社会的事件となった1996年以降、10人以上の食中毒死亡者が出る年は、腸管出血性大腸菌O157(あるいはO111)による食中毒事件が発生した年に限られている。

 2009~10年には食中毒による死者がゼロ人と統計開始以来の快挙となった。

http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/1964.html)」終わり。

このように、現在は誰でも食中毒の心配をせずに安心して暮らせるようになっています。
ところが、プラン後は飲食店から食べ残しを持ち帰ることができるようになります。
持ち帰った食べ残しは、ある程度時間が経過してから食べることになります。
例えば、夕食の残りを、翌朝の朝食にしようといったことが考えられます。
しかし、これは大変危険で、現在は行政がしないように呼びかけています。

資料、東京都健康安全研究センター発行「くらしの健康第12号」「早く食べましょう、持ち帰りは厳禁です」2006年6月からはじめ。
サルモネラ大腸菌などの腸内細菌では、1個の菌が、37℃で6時間後には理論上26 万個にも増えてしまいます。腸炎ビブリオは、さらに発育が早く、6時間で700億個に増える計算になります。特に気温の高い夏期には、購入あるいは調理した食品はなるべく早く食べ、また飲食店で出された食品を持ち帰るのは避けましょう。」
終わり。

 東京都健康安全研究センターは東京都の組織で、都民の生命と健康を守る科学的・技術的拠点として、食品、医薬品、飲料水や生活環境などの日々の安全・安心確保と感染症などの健康危機への備えの両面から、試験検査、調査研究、研修指導、公衆衛生情報の解析・提供及び監視指導を行っています。
このように行政としても食中毒から市民を守るために、飲食物の持ち帰りを厳禁と呼びかけているのです。
今なら、飲食店も食中毒を心配して、持ち帰りを断れますが、プラン後は拒否できません。
先ほどの「くらしの健康12号」の表によると、火が通っている食物でも、スープ、カレー、煮物ではウエルシュ菌、チャーハン、ピラフ、スパゲティなどではセレウス菌という細菌による食中毒が報告されています。
従って、プラン後は現状より食中毒のリスクが大幅に高まります。
 深刻性「生命が失われる」
 食中毒の主な症状は、下痢、腹痛、発熱、嘔吐などです。
お年寄りや子どもなど体力の弱い人たちは、下痢などから脱水症状を起こすと、最悪死んでしまいます。
現状ではほとんど死亡者が出ていない食中毒が増え、命が脅かされるのは大変深刻です。

ドギーバッグ肯定側立論130319「食品ロス減少」

春季大会用に作成した立論です。
シーズンはじめということでまだ非常に議論の内容も浅く、資料に頼り切っている感じがします。

これから肯定側立論を始めます。

メリットは「食品ロスの減少」です。

食品ロスとは、本来食べられるのに、捨てられてしまっているもののことです。

現状では食品ロスが年間500万から900万トンも出ています。

資料、食糧庁「食べもののムダをなくそうプロジェクト」から始め。
「我が国では、年間約1,800万トン(平成21年度推計)の食品廃棄物が
排出されています。このうち、食べられるのに廃棄される食品、いわゆ
る「食品ロス」は年間約500~800万トン(平成21年度推計。我が国の
米の年間収穫量約813万トンに匹敵する数量)と試算されており、食品
ロスを減らす取組については、大切な資源の有効活用や環境負荷への配
慮の観点から重要です。 」終わり。


このように食べられるはずの食料が捨てられてしまうのは、食料を輸入に頼っ
ている日本にとって深刻な問題です。
資料、「食品ロスの削減に向けた検討会報告」平成20年12月より始め。
「食料自給率が先進国中最低水準にある我が国において、大量の食料品が食べられずに廃棄され、結果として必要以上の食料が輸入されていることになっているとすれば、食料自給率を引き下げる要因の一つになることになる。
世界的な人口増加やアジア諸国の経済発展による食料需要の増大、地球温暖化の進行等世界の食料需給の不安定要因が顕在化する中、食料の安定供給を将来にわたって確保するためには、国内農林水産業及び食品産業の食料供給力強化と併せて、このような食品ロスの実態について改善することが必要である。」
終わり。

つまり、私たちが将来にわたって食料を安定して手に入れるためには、無駄な食品ロスを減らす必要があるのです。そうしないと、食料を輸入に頼っている現状では、いつ食料不足が生まれるかわかりません。

解決性を2点。
1 プラン後、飲食店は食品ロスを減らす努力をします。
 なぜなら、客に食べ残しを持って帰ってほしくないからです。
資料、ウェブ資料ロハスイッチから、ドギーバッグ普及委員会理事長山本啓一郎氏の発言です。始め。
「現在、ドギーバッグの普及を進める上で、いちばんネックになっているのは食中毒の問題。実は、飲食店さんの側がこんなにも食中毒を懸念するとは思わなかったんですよ。(中略)持ち帰るのはお客さんの側で、持ち帰る間に悪くなったら自分の責任だし、悪くなった食品を食べて食中毒になったら自分の責任だろうと思っていたんです。
ところが、中にはクレームをつける人がいるんですね。お寿司屋さんでお寿司を買って、炎天下、クルマのダッシュボードに数時間も放置して、それを食べておなかを壊したとクレームをつけた人がいる。そういうのがウワサになって、あの店の寿司でおなかを壊した人がいるという風評被害につながりかねない。飲食店さんはそれを恐れるんですね。」終わり。
現状では、食中毒を起こさないことを理由に、持ち帰りを拒否できます。しかしプラン後は一切拒否できなくなります。そこで、持ち帰りをさせなくて済むようにメニューの見直しや、量の調節が行われるようになります。
こうして、食品ロスが減ります。
2 プラン後は、客は食べ残しを持ち帰って食べることで、食品ロスを減らします。解決性1で述べた努力を飲食店がしても、持ち帰りを希望する客は、現状より増えると予想されます。すると、持ち帰った食べ残しを食べることで、食品ロスが減ります。
重要性を2点。
1 現状分析の深刻性で説明したように、食品ロスを減らして輸入食料を減らし、食料自給率を高めることは食料の安定供給を維持するために重要です。
2 世界に対する説明責任を果たす。
資料、一般社団法人ドギバプロジェクト「食料廃棄と食品ロス」から始め。
「WFP(国連世界食料計画)では80カ国に650万トンの食糧支援を実施しています。
つまり支援食料と同量もしくはそれ以上の食料が食べられずに破棄されているのです。」終わり。
食料を輸入に頼っていながら、飢餓に苦しむ人の食べられるものを捨てている現状を改善し、将来にわたって安定した食料供給を確保するこのメリットは重要です。

ドギーバッグ関連の資料

2013年12月2日に、他のブログに公開したものをこちらに転載します。

ブログを移転するためです。

 

秋季大会も終わり、今年の論題「日本は飲食店にドギーバッグの設置を義務づけるべきである。是か非か」をめぐるディベートも一段落つきました。

ということで、今年女子聖学院中学校ディベート部で遣っていた立論や反駁を公開します。

なお、引用文献に関しては、ご自分で再度原典にあたり、ご確認ください。

継続していくこと

今週の火曜日に、目白大のS先生が授業見学に来られました。
指導されている大学4年生に、あちこちの学校の国語の授業を参観させて回っているとのこと。
S先生に個人指導を受けられるなんて、なんて贅沢なんだろう。
ともあれ、3、4時間目の1年生の作家の時間を見ていただきました。
生徒たちはすごい集中力でひたすら書き、互いの作品を共有してました。
授業後、食事をしながらお話をしました。
いい意味で進化しているという評価をいただきました。
S先生には以前も作家の時間の授業を見ていただいています。

その時と比べて待てるようになっていること、説明がシンプルでわかりやすいこと、カンファレンスをしながら身体がクラス全体に開かれていることなどを褒めていただきました。

簡単にいうと、肩の力が抜けているということですかね。

作家の時間を始めた頃は、ねばならないで縛られてました。
それがなくなったのは意識してます。

S先生のような実践家から褒められると、本当に勇気づけられます。
ありがとうございました。